銀行預金をする際に、銀行で口座開設を行います。その時に必ず銀行印というはんこを使用します。この銀行印は預金を出し入れする際に必要となる大切なものです。実印というものがありますが、銀行印と実印は別々にしておくと良いです。兼用しておくと、万が一実印を紛失してしまった際に、実印の印鑑登録改正や再登録を行います。それだけでもかなり手間がかかるのにも関わらず、更に銀行印の変更を行わなければいけなくなります。また、紛失した銀行印を悪用される場合もあるので注意が必要です。認印というものと銀行印も区別して使用しましょう。認印は様々な場所で使用することが多く、持ち歩く頻度が高いため、紛失の可能性が高まります。また様々な所で銀行印を露出してしまうことになるので、銀行預金を危険にさらすことに繋がります。
実印や認印と銀行印を見分けるために、実印よりも銀行印のサイズを一回り小さくしたり大きくしておくと区別がつきやすいためおすすめです。
また、通帳と銀行印は別の場所で保管しておきましょう。通帳だけが盗難に遭ったとしても、銀行印が無ければお金の出し入れは行われません。通帳と銀行印を一緒に保管しておくことはとても危険です。
金融機関では銀行印として押したはんこと、お金を出し入れする時に持参したはんこを照合し、合致した場合のみ出し入れ可能となります。印鑑の淵が欠けてしまっていたり、朱肉をつける面が磨り減ってしまうと、印影が異なるため承認されない場合があります。プラスティック製の印鑑は変形しやすい傾向があるため、上質な素材で造られたものを銀行印として使用した方が良いです。おすすめの印材はチタンです。チタンであれば変形や磨り減りなどが起きる可能性が極めて低く、メンテナンスをしなくても劣化することなく安心して長期間使用できます。木材のものでは、玄武などの耐久性に優れたものを使用していれば安心です。材質によって、メンテナンスを行わなければ劣化してしまうものをあるので気をつけましょう。
銀行印は安易に人目に付く書類などに押さない方が良いです。なぜならコンピューターの技術の向上に伴い、複製されてしまう可能性があるのです。複製を防ぐためには、元のデータとなる銀行印を押した書類や用紙を人に渡さない事です。通帳とは別の人目につかない場所に大切に保管しましょう。銀行預金が高額であれば、金庫などを活用し保管しておくのも良いです。
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